2005年07月15日

読解力の低下への反論。

(注:まとまりきっていない所が多いですが、質問、意見等いっていただけると、
さらに思考が促進され、わかりやすい文章を書くことが可能になっていくと思うので、
ぜひとも、意見、質問等をお願いします。)

かなり長いこと思っていることで、
最近『伝える』ことについて深く考えだす機会、と意欲があったので。

読解力の低下を嘆く記事等をよく見ます。
(余談:変換は【どくかいりょく】じゃ出ませんでした、【どっかいりょく】でした。意外)
そこで見るのは、
「若い人は本をよまないから読解力が低下している。このままでは日本語の崩壊につながる。」
とか
「学校での国語教育が不足している。」
とか
「日本の名作である小説や、すばらしい文章を読めない。」
ここで例にあげられる名作は、決まって、夏目漱石、森鴎外などの人たちである。
間違っても「現代」の名作は出てこない。(注1)

まず、ひとつ言いたいことは、
『難しいコトバをつらつらと並べ、「ない」を一文の中に何回も何回もつかって、
読む側のことを考えてないような、説明した気になってるような文章』を読ませられて、
「わからないの?読解力ないね?」なんて言われるの非常に腹立たしいってことだ。
(しかも、初心者をターゲットにした、入門書なんかで、無駄に文章を長くし、わかりにくくすることすらある!!)

言葉というものは変化していくものである。
これは当然のことである。(極論を言えば、古文と現代文の違い。)
さらに、インターネット、メールなどの普及により、新しい言葉、文体等が次々に作られていく。
このような「情報伝達手段の発達」というのは、「言葉の移り変わりを早くしていっている」と思うのです。
まるで「最近のデジタル機器の移り変わりの早さ」のように。
流行といってしまえば実感しやすいかもしれません。
私は、この言葉の移り変わりが、数年前では考えられないような、恐ろしいほどの爆発的なスピードで行われているように感じているのです。

だから、少し上の世代の言葉を理解することが出来ない。
逆に、少し上の世代の人は若者の文章を理解することができない。
(これは、年配の方の「読解力が低下」しているといわれることはない。(注2))

一人が覚えることのできる量はある程度限られている。
若い人達は、読解力が低下しているのではなく、
読める、理解できる言葉が今までの人達と違うだけなのです。
若い人達は、読解力の低下を嘆いている人達が、「読解」できない言葉を「読解」できるのです。

更に考えを進めて。
年輩の方が若者の言葉を読めないのは許されるのに、
若者が何十年の前の文章を読めなくてはいけないのだろうか?
答えは「温故知新」ですかね。古いものも知らなければいけないのでしょう。

でも、そうすると、年代が進んで行くごとに人が知らなければいけないことは増え続けることになる。
実際に、教育期間は長くなってきているけれど。どこまでも教育をしているわけにはいかないのではないだろうか。
人間の頭には限界があるし。

結論:
情報伝達の手段が発達し、コトバの変化が驚異的に促進された現代では、
「読解力低下している」といわれる若者たちと、
「読解力が低下している」という人達が読める(真に理解できる)文章は違う。
(簡単な例を挙げるならば、夏目漱石の文章とライトノベル。ってところでしょうか。
もはや、若者って言葉くくるのも危険な気がしますが。自分はライトノベル読まないので・・)

ただし、それと違う次元での「読解力の低下」というものはありえるかもしれないです。
(ただし、有効な読解力検査。というものが今の自分には思いつかない。←コトバというものが相対的すぎて)

ふと疑問。
森鴎外の「舞姫」、はいつ「古文」科目になるのだろう?
私の高校時代では、あれを、「自分たち」が理解できる「現代文」であると考えているひとは、
いなかったと思う。


(注1:もちろん最近出版されたもの、っていうのは、評価がわかれていたりして、名作。と断定できない、という点はあるかもしれませんが。)
(注2:ヒトの頭は「変化」「新しい」を異質のモノとするのに対し、「不変」「古い」を当然とする傾向があるので。実際の物事との相違はわからないけれど。余談:この世のモノの半分くらいは変化するもの。だとも思う。)


影響されたblog(今回の記事のトラックバック先)
すちゃらかな日常 松岡美樹
みんなが書くことについてマジメに考える時代



で、自分がうまくまとめ切れなくて、わかりにくい文章なのを自覚し、(結論だけよんでもらえば、わかりやすいかも。)
少しだけ凹みつつ今日は終わりです。
posted by アキ at 15:58| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 説明の下手な思考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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